情報処理技術試験 記述式対策

情報処理試験

情報処理技術者試験で記述式がある試験区分をいくつか合格していましていました。
その経験をもとに、これから試験を受ける方の役にたてばと思い、対策に手間がかかる記述式について記載します。記述式の中でも手間が特にかかる小論文の対策は、別途、記載しております。ご参考にしてください。
情報処理技術者試験 小論文対策

記述式の概要

情報処理技術者試験では、求めるスキルのレベルと専門性に応じて、試験区分が分かれています。
よく聞くのが、ITパスポートであったり、基本情報技術者かと思います。その上位として、応用情報技術者という試験区分があります。さらに上位の試験区分は、高度試験として専門性に応じて試験区分が分かれています。
この中で、記述式の試験があるのは、以下の通りとなっています。

  • 応用技術者試験
    • 午後 150分 5問を選択して解答する。
  • 高度試験 及び 情報処理安全確保支援士試験
    • 午後Ⅰ 90分 2問を選択して解答する。
    • 午後Ⅱ 120分 1問を選択して解答する。
    • 午後Ⅱは、以下の試験区分では小論文での記述式になります。
      • ITストラテジスト
      • プロジェクトマネージャ
      • システムアーキテクト
      • ITサービスマネージャ
      • システム監査技術者

応用技術者試験では1問あたり30分、高度試験の午後Ⅰでは1問あたり45分、高度試験の午後Ⅱにいたっては小論文形式かに関わらずに1問あたり120分にもなります。時間だけでみると1問あたりに多くの時間を費やすようになっています。

ここでは、主に高度試験の記述式に焦点を絞って、対策を記載していきます。

設問の選択と時間配分

記述式では、解答する設問数よりも多い設問が用意されています。この中から問題文の内容に応じて、解答する設問を選択して解答します。

最初の3分〜5分は、解答する設問を選択する時間に使う。

現在の試験制度では、準備をしておけば1問あたり30分強くらいで解答できるようになっています。多少、つまづいても十分に時間内に解けるようになっています。
時間内に終わらない。という話を聞くことがありますが、おそらく、それは古い制度の際の話かと思います。私も、10年近く前に「テクニカルエンジニア(データベース)」(現在はデータベーススペシャリスト)という試験に合格した際は、時間がなく、選択した2問目は1/3くらいしか解答できていませんでした。その後、試験制度が変わってから受けた試験では、問題文の文量が減っており、しっかりと2問目まで解答できるようになっています。私が慣れたからというわけではありません。

設問の選択の仕方としては、得意な分野や実際にやったことがある分野のものを選ぶと良いと思います。
設問の解答方式(穴埋めが多い。解答文字数が多い。など)は、あまり考えなくて良いと思います。結局、どれを選んでも難易度が大きく異ならないように設問が調整されています。結局は、少しでも得意な分野や実際にやったことがある分野を選んだ方が確実に解答できます。

設問を最初に一通り確認しておく

解答する設問を選んだら、はじめから問題文の長い文章を読み始めるのではなく、設問にどんなものがあるか。何を聞いているか。を確認してから読み始めると良いと思います。問題文は非常に長いので、全てを覚えながら読むことは難しいと思います。問題文の中に下線や空欄の部分では、何を問うのかを事前に把握してから、問題文を読み進めるようにしましょう。

各文のつながりを線で繋いだり、その繋がりは何なのかをメモしながら、読み進めると良いです。
解答の多くは問題文の中に記載されています。それを、設問で求められている主旨に置き直して、解答をするよにします。中には、問題文には解答が記載されておらず、知識として持っているのか問う設問もありますが、各文の繋がりを把握していないと、知識を問う問題なのかすら判断できず、延々と問題文から答えを探そうとして無駄な時間を使ってしまう場合もあります。

試験区分に応じた解答をする

問題文の中では、いろいろな登場人物が出てきます。お客様であったりパートナーであったり、社内の上司や後輩といったいろいろな役割の登場人物が出てくきて、それぞれの観点での考えや行動が記載されています。

自分は何の試験区分を受けているかを考えて解答してください。これは小論文対策にも記載しましたが、記述式でも同じことが言えます。システムアーキテクトの試験区分を受けているのに、プロジェクトマジェージャやITストラテジストの観点で解答を導き出そうとしても、適切な解答は出てきません。しっくりした解答が出てきたとしてもミスリードした解答です。

自分が受ける試験区分の対象者像を、独立行政法人情報処理推進機構のホームページで確認してください。
情報処理技術者試験のタブ>試験区分一覧(右側のメニュー)の順で表示すると試験区分の一覧が表示されますので、それぞれの試験区分を選択すると、どんな技術者を対象としているか表示れます。

独立行政法人 情報処理推進機構 https://www.jitec.ipa.go.jp/

記述式の勉強方法

情報処理技術者試験は、どの試験区分でも言えるのですが、独立行政法人情報処理推進機構のホームページでかなり古い試験区分から含めて、過去問題が正当例とあわせて公開されています。

前述の解き方、解答方法を過去問を使ってやっておくこと良いと思われます。解答を作成する際に、どこまで深く考えたら良いのか。といった加減を確認しておいた方が良いです。

例えば、とある問題の原因について解答を作成しないと行けばない場合、原因の原因を辿って、真の原因を解答した方が良いのか、問題文に記載されれている事象を原因として解答した方が良いのか。悩みどころがありまし。このあたりの加減は、過去問をやって、感覚を掴むのが良いと思います。

ただ、ある程度の慣れがないと、公式の正答例だけだと、なぜ、この解答に結びつくか分からない。といったことがあるかと思います。特に、IT系の業界に勤めている人は理系の人が多く、大学受験等で現代文といった長文読解のコツがいまいち分からない。という人は、市販の過去問集を買って、その過去問週についている解説を読むと良いと思います。

終わりに

記述式は、単純に知識があれば解けるというものではないので、準備が必要です。ただ、努力して暗記をする。というものではないので、過去問をしっかりとやって、長文読解に対するアレルギーを減らして、慣れるようにすると、良い結果を得られるものと思います。

私も、業務都合などでいつもやり切れるわけではありませんが、過去3年分の午後Iをやるようにしています。これをしっかりとやった場合は、午後Iの通過率が高いです。

記述式の試験がある情報処理技術者試験を受ける方の参考になればと考えております。

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